めがねやコンタクトレンズを長年使ってきた方も、視力回復を願って、手術を希望する方が急増しています。
視力矯正器具を使用しなくてもいい、などのメリットがある一方で、歴史の浅い手術であることから、術法が確立しておらず、安全性に問題があるなど、医学的な課題があるのが現状です。
また、医学的欠点以外にも、社会的な欠点というものがあります。
「レーシック手術」(正式には、レーザー角膜屈折矯正手術)には、次のようなメリットとデメリットがあります。
*日本では公的医療保険の対象となりません。
現在、この手術の給付金を希望するケースが急増し、各保険会社は給付対象から除外しています。除外が適用される以前に加入した生命保険などで、手術費用がほぼ無料になるケースはありますが、これから新たに加入するという人は、保険適用はほぼ不可能と考えたほうがいいでしょう。
*手術のための入院が必要なく、短時間で済むというのはメリットです。
*コンタクトレンズや眼鏡が不要になるというメリットはあります。
近視に悩むスポーツ選手がこの手術を受ける例が多いのはこのためです。また、警察官、電車の運転手など、就業にある程度の裸眼視力が必要な場合にも、就職前にこの手術を受けて視力を回復させているケースがあります。
ただし、航空身体検査基準では、「レーシック」による視力回復は不適合となります。
つまり、日本の航空各社の場合、レーシックで視力を回復させて裸眼視力が基準値を超えたとしても、パイロットにはなれないということです。
一定以上の視力を必要とする職業において、レーシックでの視力回復を認めていない例は、決して少なくありません。