8 月 15

近視の人の眼球は普通の人よりも大きく、眼軸が長くなっているのが特徴です。
それを縮めることは不可能です。しかし角膜の屈折率を変えることで視力を回復させるのが、「放射状角膜切開術」という視力回復治療法です。

しかしこの手術法の場合、近視が回復または軽減するという利点はありますが、また危険性があることも確かです。
例えば、かなり眼球の角膜を深く傷つけないと屈折度が変わらず、しかも屈折度が安定せずに、遠視になる人がいるのが現実なのです。
これらの危険性を考慮したうえで、また長い目で見て本当に今この手術が必要かどうかをよく考えて、手術を受けるかどうかを判断すべきだと思います。

裸眼視力は0.1くらいの人が日本人の場合多いそうです。
これらの人が老眼になってくると、近いところはかえってめがねなどの視力矯正器具なしで見えるようになる、というメリットがあることをご存知でしょうか?
レーザー手術を受けた場合、術後は両眼共に1.0以上の裸眼視力が得られることがあります。
しかし、40代半ばぐらいから老眼を自覚するようになり、老眼鏡(遠視矯正)が必ず必要となります。したがって、レーザー手術で近視が改善しても、めがねは必要だということです。

放射状角膜切開術の場合も、当然のことながら、度の安定しない子供には勧められません。
また度の安定した大人の方でも、老眼になった後のことを考えると、危険を冒してまで果たして近視手術で視力を回復させるべきかどうか、よくよく熟慮する必要があるのではないでしょうか。

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