8 月 27

「視力」というのは、目で物体を識別する能力のことをいいます。
視力が低下する理由には、様々考えられますが、調節異常、屈折異常で視力が低下した場合には、屈折矯正を行うことで視力を回復させることが可能です。
しかしながら、なんらかの病気で視力が低下した場合には、その要因を取り除いてしまわない限り、視力回復は難しいのが現実です。

眼科治療は日々目覚しく進歩しています。
手術やレーザー治療、人口水晶体、角膜移植、コンタクトレンズ、薬物治療等々です。なかでも現在、もっとも注目されているのが、レーシックです。

<レーシック>

「レーシック」というのは、角膜屈折矯正手術の一種のことで、目の表面の角膜にエキシマレーザーを照射して、角膜の曲率を変えることによって視力を矯正する手術のことをいいます。

その方法としては、マイクロケラトームとよばれるカンナのような機械で角膜の表面を薄く削り、ふたのような「フラップ」を作り、めくります。
そこにエキシマレーザーを照射して、角膜の一部を蒸散させるのです。その後、フラップを元の位置に戻して、フラップが自然に接着するまで待ちます。通常で約2~3分です。
角膜の中央部分が薄くなるため、角膜の曲率が下がり、凹レンズを用いたのと同様の効果が現れ、近視が矯正され、視力回復が期待できます。
また、検眼データをもとに、レーザー照射を調節することで、乱視の矯正も可能となります。

マイクロケラトームの代わりにイントラレーザーによってフラップを形成する方法もあります。

8 月 15

近視の人の眼球は普通の人よりも大きく、眼軸が長くなっているのが特徴です。
それを縮めることは不可能です。しかし角膜の屈折率を変えることで視力を回復させるのが、「放射状角膜切開術」という視力回復治療法です。

しかしこの手術法の場合、近視が回復または軽減するという利点はありますが、また危険性があることも確かです。
例えば、かなり眼球の角膜を深く傷つけないと屈折度が変わらず、しかも屈折度が安定せずに、遠視になる人がいるのが現実なのです。
これらの危険性を考慮したうえで、また長い目で見て本当に今この手術が必要かどうかをよく考えて、手術を受けるかどうかを判断すべきだと思います。

裸眼視力は0.1くらいの人が日本人の場合多いそうです。
これらの人が老眼になってくると、近いところはかえってめがねなどの視力矯正器具なしで見えるようになる、というメリットがあることをご存知でしょうか?
レーザー手術を受けた場合、術後は両眼共に1.0以上の裸眼視力が得られることがあります。
しかし、40代半ばぐらいから老眼を自覚するようになり、老眼鏡(遠視矯正)が必ず必要となります。したがって、レーザー手術で近視が改善しても、めがねは必要だということです。

放射状角膜切開術の場合も、当然のことながら、度の安定しない子供には勧められません。
また度の安定した大人の方でも、老眼になった後のことを考えると、危険を冒してまで果たして近視手術で視力を回復させるべきかどうか、よくよく熟慮する必要があるのではないでしょうか。

8 月 2

現在、眼科領域の治療は目覚ましい進歩を遂げています。
手術、レーザー治療、人口水晶体、角膜移植、薬物治療、コンタクトレンズなど、その選択肢が急速に広がりつつあります。
「視力」はどれほど回復するのでしょうか、また「目の病気」はどこまで治せるのでしょうか。
しかし、まだ視力回復治療法の歴史が浅い分、安全な施術法が確立していないものも多くあります。
安全で、かつ確実に治療、改善するためには、どのようなことに留意する必要があるのでしょうか?

たとえば、昨今、視力回復の有効な方法として、「レーシック手術」が注目されています。しかしながら、レーシック手術の安全性、有効性を謳うその眼科医院でさえ、手術に関する承諾書で以下のような注意点をあげています。

「手術前に近視が強い人の場合特に、暗いところや夜間に見え方が良くないことがある。また夜間に、明るい光の周辺に輪状のもやがつく(ハロー)、夜間の照明が眩しい(グレア)、放射状に光が見える(スターバスト)ことが、ある。」
更に、「感染等によって重度の視力低下を招く恐れがある」とさえ述べています。

加えて「レーザー手術が人間の目の治療に応用されるようになって、約20年経つものの、すべての合併症を把握することは不可能であり、承諾書に書かれた問題や合併症以外のことが起こりうることをご了承ください」と述べています。

めがねやコンタクトレンズなどの視力矯正器具なしの生活がどれほど快適であるかは、日ごろ、特に運動時などに不自由を感じていらっしゃる方々なら痛感していらっしゃることでしょう。
しかし、視力回復手術などはまだこのような「不確実な段階」であることを考え、その利点とリスクの双方を考えて、納得のいく視力回復方法を選択することが重要です。

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